私は22歳になってもまだ彼女とか出来ませんでした。
彼女ができるかと思い東京の大学に入学して、大学近くで一人暮らしを始めたのに出会いがなく(泣)
このまま出会いがないまま学生生活が終わるのは嫌だったので、以前ネットの広告にあったタップル誕生を利用することにしました。
不安はありましたが今となってはやって良かったと思います。
タップル誕生は自分の同じ趣味を持った人とやり取りができるので私は、お酒と猫好きな人を探しました。
正直、猫好きは気持ち悪いと思うかなと感じたけれど、やり始めて数週間後ついに1人の女性と連絡のやり取りができました。
猫が好きだけど、アパート住まいで猫が買えない。
お酒は好きだけど友達が先に酔い潰れていつも介護してしまうなど、共通点が多くLINEの方が連絡取りやすかったのですぐにLINE交換をしてくれました。
その後もLINEが続き、連絡とってから1ヶ月後お互い猫が好きという事もあってか、都内にある猫カフェに行く約束ができました。
ここまで順調なことに少し不安に思ってしまいました。もし、サクラだったらどうしよう。
当日の待ち合わせに来なかったらどうしようと不安なことばかり考えてしまう私でした。
だけど、それをメールで伝えると彼女も「アプリで会うのは初めてだからすごく不安だけど、森生君なら安心できると感じたから、当日は猫に触れてたくさん癒されようね。」と、返事がきました。彼女のこのメールで私はすごく安心しました。
当日は、新宿駅で待ち合わせをしました。時期が夏という事もあって、Tシャツにジーパンと少しラフなスタイルだけど、髪は前日に美容院へ行ったので決めてきました。
そして、待ち合わせ時刻になる5分前に彼女がやってきました。写真を交換していたので、彼女にすぐ気付きました。
白のワンピース姿に、可愛いサンダル姿の彼女に思わず言ってしまいました。
「写真より、可愛いね。」
「ありがとう。森生君も素敵だよ。」
「ありがとう。」
こうして私達は目的の猫カフェへ行きました。行く道中も会話は止まりませんでした。
お互い同じ年で、大学生という事もありサークルの話や、友達の話など大いに盛り上がりました。なので、目的の場所はあっという間に着きました。
猫カフェに入るとたくさんの猫がいて、彼女も私も大興奮になりました。
可愛いという言葉を何回も言ってしまい、本当に今日初めて会ったのと感じないくらいに猫と彼女と楽しい時間を過ごしました。
その後は、時間も夕方になっていたのでお互いお酒好きという事もあって居酒屋へ行くことにしました。
店についてすぐにビールを注文。
「ビール好きなんだね。」
「女性でビール好きだと少し嫌でしょ。」
「そんなことないよ。逆に嬉しいかも。」
この時本当に彼女はお酒好きだと感じました。
その後、ジョッキで3杯くらい飲んだ私達。しかし、彼女はまだまだ飲める口。
会話もどんどん弾み、彼女の今までの恋愛話も聞けました。
今まで、彼氏がいたことがなく出会いがないからタップル誕生を利用したと。
メールでは付き合った人人数2人と言ったけれど、それは嘘という事も。
私も正直に話す彼女につられ彼女と付き合ったことがない。という話をしました。
引かれるかなと思いましたが、彼女はホッとした顔になっていました。
「じゃぁ、このまま上手くいったらお互い初彼初カノになるね。」と、言ってくれました。
もう嬉しくなりますますお酒を飲んでしまいました。
そして、5杯飲みきる頃にはお互いベロベロになっていました。
ふらふらに歩く彼女を見て自分の家で休むか誘ってみました。すると彼女軽く頷き、私の家に行きました。
初めて女の子を家に入れる。ドキドキと不安になりました。
部屋は散らかってはいないけれど、この後どうすればいいかと色々考えてしまいました。
そして、部屋に上がり私は先にシャワーを浴びました。
しっかりと体を洗い、この後の妄想をしました。良かったことはゴムが一応買っていたこと。
そして、急いでシャワーから出ると彼女はソファーの上で寝ていました。
少し残念な気持ちになりましたが、でも良かったのかもしれないと思いました。焦る必要はない。
順調にデート続ければ私の彼女になってくれるかもしれないから。私は彼女にタオルケットを掛けてから隣で寝ました。
朝になると、彼女は先に酔い潰れてしまい、迷惑をかけたと言って必死に謝っていました。
そんな姿も可愛かったです。
最寄りの電車まで送り、そして彼女と解散しました。
その後も、彼女とは連絡を続けまたすぐに会う約束をしました。
そして、初めて会ってまだ2回目なのに私達は付き合うことになりました。
彼女は寝ている私を襲わなかった事に好感度がましたと言ってました。
何もしなかった自分にホッとした私。
それから数ヶ月後、彼女は私の家で同棲しています。
大学卒業して無事仕事が見つかり落ち着いたら結婚したい。と、今はそんなことを思って日々暮らしています。
コメント